投資歴27年・資産10億の結論。
インデックス投資の教科書
上岡正明|株式投資家・脳科学者・著書31冊累計105万部
はじめに ── なぜ今、インデックス投資なのか
僕は27年間、株式投資をやってきた。元手200万円から始めて、資産10億円を達成した。
その僕が断言する。
投資をこれから始める人は、まずインデックス投資から入るべきだ。
「え、個別株で資産を築いた人がインデックスを勧めるの?」と思うかもしれない。
でも、これには明確な理由がある。投資歴27年の結論として、この記事に全部書く。
そもそもインデックス投資とは何か
インデックス投資とは、市場全体の動きに連動する投資信託やETFを買うことだ。
たとえば「S&P500に連動するファンド」を買えば、アメリカの主要企業500社にまとめて投資しているのと同じ効果が得られる。
Apple、Microsoft、Google、Amazon、Tesla……これらの企業に一括で投資できる。しかも1つのファンドを買うだけで。
インデックス = 指数。日経平均、S&P500、全世界株式(オルカン)などが代表例。
これらの指数に連動するファンドを買う=インデックス投資。
インデックス投資が「最強の入口」である3つの理由
理由1:分散効果が最初から効いている
投資の大原則は「卵を1つのカゴに盛るな」だ。
個別株で1社に集中投資すると、その会社が不祥事を起こしたら資産が一気に減る。でもインデックスなら、1社がダメでも他の499社がカバーしてくれる。
初心者が自力で500社に分散投資するのは不可能。でもインデックスファンドを1本買うだけで、それが実現する。
理由2:手間がほぼゼロ
個別株は銘柄選定、決算チェック、チャート分析、売買タイミングの判断……やることが山ほどある。
インデックス投資なら「毎月一定額を積み立てる」だけ。
設定したら、あとは自動引き落とし。仕事が忙しくても、旅行中でも、勝手に資産が積み上がっていく。
理由3:長期で見れば、ほぼ負けない
S&P500の過去のデータを見てほしい。
- 過去20年の年平均リターン:約10%
- 15年以上保有した場合のマイナスになる確率:ほぼゼロ
リーマンショック(2008年)で半値になっても、5年後には元の水準を回復。その後、さらに何倍にもなっている。
僕自身、リーマンショックも東日本大震災も経験した。あの暴落を乗り越えた経験があるから言える。市場は必ず回復する。問題は、回復するまで持ち続けられるかどうかだ。
代表的なインデックスファンド
| 種類 | 投資先 | 特徴 |
|---|---|---|
| S&P500 | 米国主要500社 | 世界経済の中心。過去の実績が圧倒的 |
| 全世界株式(オルカン) | 先進国+新興国 約3,000社 | 究極の分散。米国偏重リスクを回避 |
| 日経平均 | 日本の主要225社 | 為替リスクなし。日本経済に連動 |
| NASDAQ100 | 米国ハイテク100社 | 成長率が高いが値動きも大きい |
迷ったらS&P500か全世界株式(オルカン)のどちらかでいい。どちらを選んでも、20年後に大きな差にはならない。「選べない」で動かないのが一番もったいない。
新NISAでインデックス投資を始める具体的手順
SBI証券か楽天証券がおすすめ。どちらもネットで完結し、手数料が安い。
証券口座と同時に申し込める。年間360万円まで非課税で投資できる。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」か「eMAXIS Slim 全世界株式」を選ぶ。手数料(信託報酬)が最安クラス。
月1万円からでもいい。無理のない金額で設定する。余裕ができたら増額すればいい。
設定が終わったら、基本的に何もしない。相場が下がっても売らない。これが一番難しくて、一番大事なこと。
インデックス投資で「やってはいけない」3つのこと
1. 暴落時に売ること
下がったときに売るのは、一番安い値段で手放すということ。暴落はバーゲンセール。むしろ買い増すチャンス。
2. タイミングを計ること
「もっと下がったら買おう」は9割失敗する。脳科学的にも、人間は「損失回避バイアス」で常に悪い方に判断しがち。だから積立で機械的にやる。
3. 毎日値動きをチェックすること
見れば見るほど不安になる。月1回の確認で十分。投資は「忘れるくらいがちょうどいい」。
インデックス投資の「限界」も知っておく
ここまでインデックス投資の良さを書いてきたが、正直に言う。
インデックスだけでは、短期間で資産を大きく増やすのは難しい。
年平均リターン10%というのは、100万円が1年後に110万円になるということ。悪くない。でも、人生を変えるスピードではない。
僕が200万円から10億円にできたのは、インデックスだけでは不可能だった。個別株の分析力、うねり取りの技術、そして27年間の経験があったからだ。
インデックス投資は「守り」の資産形成。
個別株投資は「攻め」の資産形成。
両方できる人が、最も強い。
まずはインデックスで投資の基礎体力をつける。その上で、個別株の世界に踏み出す。これが僕が27年間の経験から導き出した、最も合理的なルートだ。
まとめ ── 今日からやるべきこと
この記事の内容を、3行でまとめる。
- インデックス投資は、初心者にとって最強の「入口」
- S&P500かオルカンを、新NISAで毎月積み立てるだけ
- 始めたら「放置」。暴落しても売らない。これだけ守る
投資で一番大事なのは、「始めること」と「続けること」だ。
完璧なタイミングを待っていたら、永遠に始められない。今日、証券口座の開設ボタンを押す。それだけで、あなたの人生は確実に変わり始める。
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もっと深く学びたい方へ
この記事ではインデックス投資の基礎をお伝えしました。
ただ、本気で資産を増やしたいなら、インデックスだけでは限界がある。その先にある「個別株投資」の世界を、僕のYouTubeチャンネルで毎日解説しています。
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